映画を見ました

『トム・ヤム・クン』のDVDを借りて見ました。

ジャンルをアクションにしたいけど、あれはどうやってもコメディです。

間接技を見せるのがメインだと思われるのでストーリーが単純でした。それにしても話の予習をしておかないとよくわからないと思いました。とくに敵側のことについてのシーンがわかりづらい点が多く、もうちょっとわかりやすくするか、悪役間の関係を単純にするかしてほしかったです。

アクションシーンは悪くないけどよくもなくて、不自然さを時々感じました。間合いがおかしいとか悪役の主役に対する狙いどころとか、そういった点を挙げだしたらたぶん限がないのであえて突っ込みは入れませんが、ショックを受けないと底力をだせない点は、なんだかなぁ、と思います。それだけ強いなら最初からそれぐらいの勢いで頑張れよ！と言いたいです。

一々感動シーンが多い点もどうかと思いました。見る側を引き付けるためにスローモーションにしたりするシーンがありますがちょっとスローにするタイミングを間違えていると思いました。

あっ、でも面白いところもありましたよ。最後、敵のボス役として女が筋肉ムキムキ男を連れて登場します。筋肉男は自慢のパワーで攻撃してきますが、女の武器がスゴイ！ムチだよ、鞭！ＳＭか!?と思ったよ。鞭で筋肉男のサポートをするのですが、ぱっと見、どうやってもＳＭプレイだよ、あれ。だって女の服装が女王様っぽいんだもん。ビックリだよ！チャイナドレスというコスプレみたいな格好をさせるだけでは我慢ができなかったのか、女王様みたいな服装までご用意しちゃったね。この監督と脚本家すごいな、いんろな意味で。

で、まとめるとアクションにしてはダメだけど、コメディとしてなら突込みどころの多いグッジョブな映画でした。あっ、DVDのメニュー画面がちょっと面白い点もよかったです。